急行能登&寝台特急北陸
この前書いた通り、廃止が決まった急行能登と寝台特急北陸に乗ってきました。
12/24、通常通り仕事を終えて真っ先に帰宅。
手早く着替えとシャワーを済ませ、事前に詰め込んで置いた鞄を手にしていざ出発。
途中のケーキ屋やらケンタッキーやらの行列を見て、改めて今日がクリスマスイブであることを自覚させれるも、自分にとってはあまり意味を持たないイベントなので華麗にスルー。
構内をウロウロしたり、食い物を調達したりしながら待つこと暫し。
出発の15分ほど前に、16番線に能登が入線してきたので乗り込むことに。
今回自分は指定席を選択しましたが、自由席もあり、そちらは少々並びができてました。
種別は「急行」なので、この時期お決まりの18きっぷは使えません。
ムーンライトも似たようなもんですが、あれは「快速」だもんなぁ…。
車内はこんな感じ。
グリーン車もありますが、今回は普通車で。
2人席×2列で、隣席との間に肘掛なし/リクライニングは簡易式(固定されない)と、手放しに「快適」とは言えませんが、結局最後まで隣には誰も乗ってこなかったので問題なし。
年末が近いとは言え、普通の平日(木曜)だったので、うちの号車は全部で10人くらいしか乗ってませんでした。
普段こんな具合だから、廃止になるのも仕方無いのかなぁ、などと思ったり。
結局ロクに眠れないまま、途中での踏切異常などもあって予定より45分遅れで金沢に到着。
金沢ではちょいと時間が余るので、金沢城&兼六園でも行くかねー、と当初思ってたものの、図らずも時間が潰れたので、そのまま富山行きで逆戻り。
どんな田舎かと思ってたけど、(駅前は)意外とそれなり。
ただ平日の朝8時前というのに、人がほとんど居ない…。
駅前からは万葉線が出てるけど、時間があれば乗ることにして、ひとまずパス。
true tearsの影響で、ごく一部には有名すぎる地になった城端に到着ー。
一応事前に下調べはしておいたものの、見事に資料一式忘れてきたので、適当にぶらぶらと。
古い街並みが其処此処に残っていて、佇まいのある景色を見ることが出来ましたが、ここも人の姿はまばら。
よくよく考えると、自分が昔住んでいた九州の山奥も似たようなもんでしたから、首都圏に住んでいる今と比べること自体ナンセンスだなー、と今更ながらに思ったり。
だいたい1時間くらい歩いたところで、電車の時間が迫ってきたので駅へ。
ハットリくん電車に乗って、高岡まで戻ることに。
ま た 君 か 。
いや確かにJR西の紹介でも両方の線が紹介されてたけど…。
一応の違いとしては、氷見線のほうだけハットリくんの声による車内放送あり。
ただ、走行音が結構大きくて、肝心の車内放送が聞こえ難かったのが少々残念。
時間も13時を過ぎて少々腹が減ってきてたので、氷見までの車内でいろいろ調べてみると、漁港のほうに食事処があるということで、雪を踏みつつ暫し歩く。
駅から20分以上歩いたところで、目の前に目印の比美乃江大橋が。
陽射しの強い中、汗だくになりながらやっとのことで、目的地の海鮮館に到着。
ここは当然「海鮮館」の名前からして魚介類を…と思ったものの、氷見うどんというのがあるということで、そちらのお店へ。
きのこおろしうどん&天ぷら盛り合わせを注文。
うどんは讃岐のようなコシはないものの、適度にモチモチしていて美味かったです。
さーて、またここから歩いて戻るのはキツいな…。
タクシー使うのも勿体無いしな…。
などと思ってると、バス停があることに気が付く。
1日の本数は少ないものの、ちょうど5分後に来る便があったので、それに乗って氷見駅まで戻ることに。
運賃も100円と割安でちょっと良い気分。
氷見駅で帰りの便を待っていて、ふと逆方向を見ると、車止めもすっかり雪の中に。
12/23に開業したばかりのセントラムに乗車。
ただ、10分おきに来るはずが、混雑もあってか20分近く待つことに。
セントラム目当ての人が他にも居たようで、駅員に状況を聞いてる人もいました。
ICカード(ecomyca)はまだ未対応。
しかし交通系ICカードのネーミングもいろいろだなー。
そんなこんなでセントラムを一周した後は、金沢へ逆戻り。
微妙に余った時間を、駅前のゲーセンで潰しながら、帰りの列車を待ちます。
ゲームに夢中になってると、かなり時間が押し迫ってきたので、急ぎ気味に駅へ戻る。
既に帰りの寝台特急北陸が来てた!
ある意味今回のメインイベントであり、生まれて始めての寝台列車にテンションも上がる。
どうせ乗るなら!ということで、今回は一番グレードの高いシングルDX(個室)を選択。
シングルDXの車内はこんな感じ。
通路は狭めですが、大人2人が行き違うくらいは可能です。
上は浴衣とアメニティセット。
下は別途有料で購入のタオルセット(300円)と、シャワー室利用のためのシャワーカード(300円)です。
あと、室内に洗面台が付いてるので、ちょっと顔や手を洗ったりするとき、お手洗いまで行く必要が無いので便利。
と、いろいろ写真を撮っているうちに列車は上野に向かって出発。
暫し車窓の夜景を眺めた後は、浴衣に着替えシャワー室へ。
さっぱりとしたところで…、
一人宴会の開始~w
気分的なものもあるんでしょうが、この時の酒と飯は旨かった…。
一通り飲み食いした後は、横になってまたボーっと窓の外を眺めてましたが、酔いと疲れもあってか、目が覚めたときは既に大宮に到着してました。
その後は手早く身支度を済ませ、30分弱で上野に到着。
朝も早よから、撮り鉄や一般人の標的になってました;
今回、廃止の件が取り沙汰されてからようやく乗ったニワカもんですが、やはりどうしても古さは否めず、高速バスとの対抗や車両維持・修繕のコストを考えると、廃止も已む無しかな…と。
寝台特急のほうは、バスには無い「横になれる」というメリットがありますが、利用者が快適性と価格のどちらを優先するかというと、なかなか昨今の経済状況を鑑みるに、難しいようにも思えます。
しかし今回北陸に乗ってみて、他の寝台にも乗りたくなったな。
春あたりサンライズで出雲か高松行きたいが、旅行会社の人と話したら「サンライズは取り難いですよ…」と言ってたのが気になる。
それはそれで人気があるということで、喜ばしいことではあるんだろうけど。
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